消費者金融2社の借金が300万を超えていて、必要最低限の生活費を考えると、消費者金融が要求してきた毎月の返済額を支払う余裕がありませんでした。
親や親戚に相談しても、「自分で蒔いた種なんだから自分で解決しなさい」という返答のみ。
借金の返済方法を自分で調べるしかなく、YouTubeやツイッターなどでひたすら返済方法を調べ続けていました。
その結果、まず目に入ったのが「自己破産」。
「これで借金の苦しみから解放される」とほっとしていました。
でもよくよく調べてみると、
・信用評価の悪化
・財産の所有権の喪失
などのデメリットがあることが判明しました。
とくに、デメリットのなかでも「自己破産」をしたということでの、周囲からの目が気になりました。
「自己破産」をした僕のような人間を、友達は今まで通り僕のことを「友達」としてみてくれるだろうか?
また、当時子どもが3歳と小さかったので、大きくなったときに自分の親が「自己破産」したと知ったら
軽蔑されてしまうんじゃないか?
今後たとえば転職活動した際に、過去「自己破産」した人間ということで、採用の合否にも影響があるのではないか?
たとえ採用されたとしても職場の人たちから白い目で見られるのではないか?
などの不安や懸念があって、すぐに「自己破産」へと心理的には飛びつけませんでした。
また、「自己破産」を行ううえでもっともネックだったのが、その費用です。
「自己破産」を検討したときに弁護士事務所の無料相談を利用しました。
そのとき言い渡された申請額がには弁護士費用が必要ということで、約23万円。
分割でも支払えるとのことでしたが、それでも当時の僕にはキツかったです。
正直にその胸を弁護士さんにお話しすると、紹介してくれた精度が「特定調停」でした。
自己破産とは違い、借金はチャラにはなりませんが、
・弁護士さんのチカラを借りなくても自分で申請ができる。
・申請費用もすべて合わせても、2万円以内で収まる。
弁護士さんのチカラを借りないので、消費者金融と直接交渉しないといけないという
不安はありました。
でも、弁護士さんへの「自己破産」申請の依頼費用は
当時の僕にとっては莫大な額だったので「特定調停」を選びました。
ネットで申請方法を自分で調べて、申請に必要な書類をそろえて、
簡易裁判所へ申請を行いました。
同時に、消費者金融にも連絡をして
「特定調停」を行う旨を伝えました。
簡易裁判所へ「特定調停」の申請を行って数週間後。
必要書類を持って、指定日に来てくださいとの返信が届きました。
その指定日にバイト先に理由をつけて休みを申請。
指定日が平日だったので、バイトを休むのが大変でした。
借金の「特定調停」のために簡易裁判所に行くから休ませて欲しい
なんて言えなかったので。
子どもの体調が悪いという理由で休みをもらいました。
もちろんウソだったんですが…。
そして指定日に東京の両国にある簡易裁判所に出向きました。
受付を済ませたあとに部屋を案内されました。
部屋に入ると、男女2名の司法書士さんがおり、
そのお二人に現在の債務状況を説明。
バイトの給料や毎月の生活費を考慮したうえで
月々、返済可能な額を決定。
その決定した額を、司法書士さんが消費者金融の窓口に
電話で連絡してくれました。
・簡易裁判所からの連絡
・自己破産して借金が回収できないよりはマシ
ということで、なんと2社とも、こちらの提示した
毎月の返済額で了承してくれることになりました。
その後、両者が和解した証拠として
返済開始日や返済額などの合意内容をとりまとめた調停調書が作成されました。
調停調書に記載された月々の返済額の支払い額の合計が2回分溜まってしまうと、
元々の返済額を一括で返済しなくてはいけない義務が発生してしまうため。
毎月の生活は苦しかったですが、決められた毎月の返済額を返していきました。
そして5年かけて、消費者金融2社の借金を完済。
自己破産を逃れて、周囲の目も気にせずなんとか普通の生活を取り戻すことができました。
過去の僕のように借金が返せない=自己破産と安易に考えがちですが、
自己破産以外の特定調停を利用する選択肢もあります。
僕はこの特定調停を利用してなんとか借金を乗り越えることができました。